日弁連交通事故相談センターって何?利用する時に知っておくべきこと!

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みなさんは、日弁連交通事故相談センターというものを聞いたことがあるでしょうか。交通事故を起こした人達が、損害賠償の相談などをする機関です。しかし、普段利用する機会がないので、日弁連交通事故相談センターについて詳しく知っているという人は少ないかもしれません。

いざという時に非常に頼りになるので、日弁連交通事故相談センターがどういった組織なのか知っておくとよいです。

そもそも日弁連交通事故相談センターとは何なのか

日弁連交通事故相談センターは、昭和42年に設立されました。基本的人権の擁護と社会的正義の実現を目的に設立されたもので、当時の運輸大臣の許可を得て設立された財団法人です。平成24年に内閣府から公益法人認定を受けたということで、現在は公益財団法人に変わっています。

知らない人も多いかもしれないですが、基本的には弁護士が運営をしているのです。交通事故にあった時に損害賠償問題などの相談に弁護士がのってくれます。全国に150ヶ所以上相談所があり、中には示談斡旋と審査を無料で行っている所もあります。

簡単に言えば、交通事故を起こしてしまった時、被害にあった時の損害賠償問題を素早く解決するためのサポートをしてくれる団体ということです。日弁連交通事故相談センターは、日弁連や弁護士会など様々な関係団体や一般市民からの寄付、国土交通省からの補助金で運営されています。

こういう団体だからこそ、無料で気軽に交通事故に関する相談ができるというわけですね。交通事故にあった時、どこに相談すればよいか迷ったら、まずは日弁連交通事故相談センターに相談してみるとよいでしょう。

損害賠償問題に関することなら基本的に相談できる!

日弁連交通事故相談センターでどんな相談にのってもらえるかですが、交通事故の損害賠償に関する問題なら基本的に相談することが可能です。

例えば交通事故の被害にあってしまった時、加害者に対してどのように損害賠償請求をすればよいか相談することもできます。交通事故にあった時、加害者側が入っている保険会社とやり取りすることになりますが、どんどん話を進められてしまい適正な損害賠償金を受け取れなかったというケースも多いです。

こういった交渉は素人では難しく、相手の保険会社に足元を見られることもあります。こういう事態を防ぐために、日弁連交通事故相談センターに相談しアドバイスを受けるのもよいでしょう。損害責任に関しても相談を受け付けているのが日弁連交通事故相談センターです。

交通事故が起こった時、誰にどの程度の責任があるのか判断する必要があります。過失割合と言われるもので、これによって支払う損害賠償金も変わってきます。この判断は非常に難しいため、専門家のいる日弁連交通事故相談センターに相談したほうがよいでしょう。

交通事故にあうのはプライベートだけではありません。

勤務中に会社の車で事故を起こしてしまったり、通勤中に事故に巻き込まれるケースもあるでしょう。こういった勤務中に起きた事故の場合、損害責任者が誰なのかを決めて、その相手に損害賠償を請求することになります。

こういった責任者の認定を相談できるのも、日弁連交通事故相談センターの魅力です。

日弁連交通事故相談センターに相談するメリットは?

交通事故を起こしてしまった時、弁護士や保険会社などに相談する方法もあります。では、日弁連交通事故相談センターに相談するメリットはどこにあるのでしょうか。まずメリットになるのは、様々な法律相談を無料で弁護士に相談できるという点です。

一般的な弁護士事務所に相談するとなると、ある程度の費用がかかってしまいます。費用のことを考えると、気軽に相談できないという方も多いでしょう。しかし、日弁連交通事故相談センターなら無料で相談を受け付けているので、費用面を気にすることなく気軽に利用できます。

また、法律相談に関しての体制が充実しているというのもメリットでしょう。全国に150ヶ所以上の相談センターがありますし、地域によっては市役所内に日弁連交通事故相談センターが設けられている所もあります。探してみると結構身近に相談所があったりするので、気になった方は調べてみてください。

相談所によって受付時間や曜日が変わるので注意しましょう。

⇒交通事故を物損として処理する際のポイントと弁護士に相談した方が良いケース

どんな相談方法がある?

日弁連交通事故相談センターに何か相談したい場合ですが、基本的には面接相談になります。身近にある相談所に訪れて、直接相談してみましょう。場所によっては予約が必要になる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。

また、相談できる回数が決まっていて、1つの事案につき原則的に5回までとされています。中には3回までの所もあるのでチェックしておきましょう。1回の相談時間は約30分で、過失割合のことや損害額の算定の仕方などが相談できます。

基本的には交通事故に関わる損害賠償のことなら何でも相談できるので、とりあえず困った時は話を聞いてもらいましょう。面接相談が基本になりますが、電話で相談することも可能です。しかし、電話相談を行っていない相談所もあります。

また電話相談の場合は、時間が10分程度となっているので簡単な相談のみと思っておいたほうがよいでしょう。電話越しでは具体的な状況が分からず、しっかりとした判断ができないためです。しっかり具体的な話を聞きたいという場合は、面談相談を利用してください。

⇒困った時に頼もしい!無料の交通事故相談センター

日弁連交通事故相談センターの弁護士は代理人にはならない

日弁連交通事故相談センターを利用する時に注意したいことがあります。それは担当弁護士に関してです。日弁連交通事故相談センターに相談すると、相談担当弁護士や斡旋担当弁護士がついてくれるのですが、どちらもあなたの代理人になってくれるわけではありません。

一般的な弁護士事務所に依頼すると、あなたの代理人となって相手方の保険会社と示談交渉などをしてくれます。しかし、日弁連交通事故相談センターの弁護士は代理人ではないので、こういった交渉は一切してくれません。

相談担当弁護士は示談斡旋に適した事案かどうかの判断、斡旋担当弁護士は中立の立場から示談斡旋するという役目があります。ただ相談にのって欲しいというだけでなく、示談交渉なども委任したいという場合には、日弁連交通事故相談センターではなく一般的な弁護士事務所に相談したほうがよいです。

頼りになりますが、何もかもやってくれるわけではないので、自分の目的に合わせて相談するかどうか決めてください。