交通事故で後遺症が出たらどこに相談すればいい?

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ある日突然起こる交通事故は防ぎようがないものです。自分が安全運転を心がけていても、相手が必ずしもそうであるとは限りません。道路に出た瞬間、交通事故が起こる可能性は十分にあるのです。交通事故は慰謝料請求や保険会社への連絡など、様々な手続きが出てきますが、中でも気を付けたいのが後遺症です。

ここでは、交通事故の後遺症について、相談できる機関など気になる点をまとめてご紹介しています。

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交通事故の後遺症は「後遺障害」として認定される

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交通事故の後遺症は「後遺障害」と呼ばれます。後遺症とは、医師が適切な治療を行ったにも関わらず治療後に症状が残ってしまったものを指します。後遺障害はこの中でも交通事故が原因によるもので、治療後も何かしらの障害が残ってしまった場合、後遺障害として認定されます。

ただし、後遺障害は、交通事故が原因による後遺症全てに対して認定されるものではありません。後遺障害と認定されるためには、いくつかの条件があるのです。まず、後遺障害と認定され、損害賠償が認められるのは、後遺症が労働機能の低下に繋がる場合のみです。

損害賠償は労働力の欠損を埋めるために支払われるもので、症状が回復し労働力の低下が認められない場合、後遺障害と認定されません。このため、認定には医師の正確な診断が必要となります。また、後遺障害認定には必要書類があります。

認定は書類審査により行われるため、書類に不備があったり内容が不十分だった場合、等級認定がされない可能性があります。更に、必要書類はほとんどが病院で発行されるものなので、自分の意思ですぐに用意できるものではありません。

事前にきちんと調べて準備する必要があります。

後遺障害には等級があり、等級ごとに受けられるサポートも異なります。後遺症が出ている部位や症状の程度により細かく分類され、1等級から14等級、140種類と35系統の後遺障害があります。

交通事故による後遺障害は、一人ひとり異なるものです。これを書類上で判断し、その人に合わせた等級を割り振るために審査が行われます。ただし、審査はあくまで書類上だけで行われ、実際にどのような症状が出ているのか、被害者自身に聞いたり状態を見ることはありません。

このため、どのような症状がどの程度出ているのか、客観的かつ細かく記載する必要があります。

後遺障害の認定の流れ

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後遺障害の認定は、まず怪我の治療を行うことから始まります。このとき、医師は通院履歴や症状などを記録し、検査でどの程度の症状が出ているかを確認します。医師の判断によるものが大きくなるので、問診では自分の今の症状がどんなものか、正確に伝える必要があります。

何か変化が出たらすぐに医師へ伝えましょう。これらは細かく記録され、後遺障害認定の申請に必要な書類の一つ「後遺障害診断書」になります。事故後は必ず病院へ行き、治療記録を付けましょう。その後、認定のために必要な各種書類を用意します。

これらは保険会社に提出するか、自分で提出するか、いずれかの方法が選べます。保険会社に提出した場合、代理で等級認定の審査を依頼してくれます。その後、書類上の審査が行われ、等級の認定結果が被害者に連絡されます。

認定の結果や保険会社の提示額に納得がいかない場合、再度申請することは可能ですが、その際は納得いかない理由を相手側に提示する新しい書類が必要となります。同じ書類で再度申請を行っても結果は同じです。新しく、相手を納得させるだけの書類を揃えなければなりません。

後から症状が出てくることも

後遺障害で最も気を付けたいのが、事故後しばらくしてから出てくる症状です。交通事故が原因による症状は、すぐその場で出てくるものばかりではありません。時間が経ってからようやく症状が出て、後から対処しなければならないものもあります。

どんな症状がどのような形で出てくるか、誰も正確に予想することはできません。後から出てきた症状が重い場合、認定された後遺障害では足りない部分も出てきます。これを防ぐために、事故後しばらくは病院に通いましょう。

まずは病院へ

交通事故の後遺症は、まずは病院へ行き担当医に相談しましょう。病院では医師による適切な診断のもと、必要な治療が行われます。自分では自覚症状がないものでも、検査したら異常が見つかったというケースは珍しくありません。

交通事故は特にそのケースが多いです。大したことはないから、と言って病院に行かず放置しておくと、後々トラブルを引き起こす可能性が高いです。体に特に異常が見られない場合でも、交通事故が起こった後は病院に行くようにしましょう。

通院をしていく中で見過ごしていた症状が見つかる可能性があります。病院では症状の完治を目指した治療が行われます。ここで完治すれば一番いいのですが、残念ながら交通事故が原因の後遺障害は多く見られます。後遺障害と認定された場合、医師が行えるのは経過観察とその時々に合わせた適切な対処療法です。

症状によっては日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。これを最低限に抑えるためには、病院で適切な治療を受け、症状緩和を目指す必要があります。専門的な知識と技術を持つ医師の指示のもと、正しい治療を受け、後遺症と付き合っていきましょう。

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後遺障害の等級認定は弁護士に相談

後遺障害の等級認定には、専門的な知識と手続きを進めるための時間が必要です。しかし、事故後は様々な処理に追われ忙しいものです。その中で等級認定のための書類を、不備なく完璧にそろえるのはかなり難しいと言えます。

また、保険会社に依頼した場合、実際の等級より低く認定結果が出る場合があります。これは、保険会社が負う負担を少なくするためです。認定と実際の後遺障害の具合が異なると、受けられるサポートが十分なものとはいえず、加害者側に不当な負担となったり、後々のトラブルに繋がる可能性があります。

このような事態を防ぐのが、弁護士です。書類提出に必要な手続きは弁護士側が全て用意してくれますし、賠償額の当否判定や今後取るべき解決指針が分かります。分かりにくい部分も多い後遺障害の等級認定ですが、弁護士に一任すれば被害者の負担は最低限で済みますし、現状に見合った等級の請求が可能となります。

弁護士は初回の相談は無料、というところが多いので、まずは無料相談に問い合わせてみましょう。相談は事前の予約が必要なので、訪問は電話やメールで予約を取ってから行います。